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シニア女性が知りたい「熟年結婚後の性生活」~性の不一致や誤解での破局は避けたい

こんにちは。東京・銀座で28年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

ジャーナリストの田原総一朗さんの書籍『シルバーセックス論』。中高年・熟年世代の性生活がテーマになっていまして、以前、私が対談させていただた内容も掲載されています。

熟年結婚したシニアの性生活については、結婚相談所をご成婚退会された方からも時々ご相談をいただきます。

  • 「結婚相談所で結婚したシニアのカップルは性生活はどうしてるの?」
  • 「この年齢でも性生活があるの?」

このように疑問に思われる婚活中のシニア女性も多いはずです。 中には、古風で男性経験が少ないタイプのシニア女性など、性的な事については男性まかせで、ほとんど知識がないという方もいらっしゃいます。20代・30代の若者は、学生の時からパソコンやスマホが身近にあるので、何か分からない事があるとすぐに検索して調べる癖がついています。

一方、シニア世代は『分からない事→検索』という行動に結びつきません。内容が内容のため、性に関することは恥ずかしく他人に相談もできないという現状もあります。今回のテーマは『熟年結婚されたシニア世代の性生活』です。

※今回は性的な表現が含まれている内容なので、気分を害された方は申し訳ありません。

セックスレスが良いシニア女性が多い

結婚相談所のお見合いサービスを介してご成婚退会された中高年カップルの方々のその後の性生活については、実のところはどうなのでしょうか?

実は、シニア女性は「セックスはしなくてもいい」とお考えの方も多いです。でも実際は、ほとんどのカップルが当然のことながら肉体関係を持ちます。若い世代ですと、セックスレスが夫婦仲が悪くなる原因にもなりますが、シニア女性において、セックスレスな夫婦関係に好意的な傾向もあります。

パートナーシップにおいて性生活を重視されていない方も

中にはご結婚後も仲は良くても、お相手男性と肉体関係がまったくないというシニアカップルもいらっしゃいます。ベッドが一緒というカップルもいれば、寝室が別でも仲良く暮らされているカップルもいたり、パートナーシップにおいて性生活を重視されていない方も。お話を聞いていると、男性側がご結婚歴のない初婚の方に多いようでした。

ただし、基本的に男性はいくつになってもスキンシップによるコミュニケーションが好きです。結婚相談所を介して出会ったパートナーに対して、シニア女性はそんな男性に応じる形で肉体関係を持つような印象がございます。

性の不一致・誤解で破局されたシニア女性のケース

過去にブライダルゼルムのお見合いサービスを受けて、ご成婚退会された58歳女性S様は、お相手男性と成婚退会して半年後に破局してしまいました。

「女性が性的に不能、ということってありますか?」

お久しぶりにお会いしたS様からこんなご質問をいただきました。男性ならば、体の機能的にセックスができないということもございます。でも女性は男性を受け入れる側です。閉経してたからセックスが出来ないというより、「したくない」というご本人のお気持ちの問題は「性的に不能」とは言わないと思います。

どういう意味なのか詳しくお話を伺うと「濡れないからSEXができない」とのことでした。ご年齢関係なく、もともと濡れにくいタイプという女性もいらっしゃいますし、加齢に伴い体の変化を感じられる女性も多いかと思います。そのために潤いを補助する「潤滑ゼリー」というアイテムもあります。

私はS様の破局の理由について、濡れなくてセックスできないから、男性が怒ってしまったのかと思っていました。実際はその逆で、S様のお気持ちの問題で、ご自身が性的に不能だから彼と結婚できないと思われ、別れてしまったというのです。つまり「対処法を知らなかった」ということです。

これは私自身の考えですが、潤滑ゼリーは女性側がご用意して、男性に気付かれないようにこっそり仕込むのが男性に対してのマナーだと思います。ご自身もうるおい不足で痛い思いをしません。それをお伝えしたところ、古風で真面目なS様には、ベッドで女性が配慮する事があるとは考えもつかなかったようでした。

シニア婚活してようやく出会えた相手と、このような性の不一致や誤解での破局は避けたいものです。

中高年シニアの性生活・女性の在り方

もし、結婚相談所を成婚退会後に男性が女性に肉体関係を求めた場合、拒否されたら男性はがっかりします。人によっては別れを選択する男性もいらっしゃるでしょう。

女性は頑なにならず、パートナーの意向に応じるというスタンスも大切ですね。コミュニケーションのひとつとして、一緒に性生活を楽しめれば理想的ですし、そのうち行為自体も自然となくなっていき、別の形でお互い愛情を感じられるように変化していくようにもなります。

婚活中の中高年・熟年シニア世代の方が成婚退会される事は、結婚相談所におけるゴールですが、「パートナーと豊かなシニアライフを送ること」が本当のゴールです。

結婚相談所ブライダルゼルムでは、このようにシニア世代のお客様が聞きにくい、性についてのご相談も受けておりますので、お気兼ねなくご相談くださいませ。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

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ねこかわ結婚相談所>ひとりよりふたりでいきたい

ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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