こんにちは、東京・銀座で29年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。
お見合い相手にときめかない
恋愛感情がないまま、結婚を決めていいの?
結婚相談所で交際中のシニア世代の女性会員様から、このようなご相談をいただくことがございます。
結論から言うと、熟年結婚はそれでいいんです!
恋愛至上主義の女性には、少し寂しく感じてしまわれるかもしれませが、若い頃と同じ感覚で、情熱的な勢いで熟年結婚するカップルよりも、長い目で見るとお幸せそうに感じます。
今回ご成婚体験談としてご紹介する60歳女性会員K様(東京都在住・自営業)も、仮交際中はお相手男性(66歳・東京都在住・賃貸経営)について、どう交際を進めるべきかお悩みの様子でした。
「ときめきや恋愛感情がないのに、結婚を決めていいの?」とお悩みだったK様が、再婚の決め手になったきっかけについてお話していきたいと思います。
60歳女性会員様の再婚の決め手
①「食」の好みが合う!
K様は、おいしいお店探しとお酒をいただくのが特にお好きな、グルメな女性です。お仕事柄会食が多いこともあり、デートで男性がどのようなお店に連れて行っていただけるかは、K様の中では要チェックポイントでした。もちろん、過去にはデートの場所が理由でお断りしてしまうこともありました。お相手男性はそんなK様を上回るほどの食通で、デートは、毎回素敵なお店にお連れ下さったそうです。
店員さんとも知り合いの行きつけのお店に連れていっていただき、いいのかなぁ~と恐縮しました。
むしろ何とも思っていない女性を、馴染みのお店に連れていくことは避けると思います!Kさんを紹介したいんでしょうね。
相当なグルメなので、家庭料理もレベルの高いものを求められたら…と心配したけれど、「家では和食がいい」と言ってくれたので安心しました。
②「友達として最高!」~尊敬・安心・気楽さを重視
今回、K様がお相手男性に対して「一緒にいて楽しいし、経済的な心配もないし、友達としては最高なんですけど、恋愛と考えるとまだイメージできなくて…」という言葉が印象的でした。
熟年結婚するなら「友達として最高」なんて、一番良いんじゃないですか。ドキドキする・胸が苦しい・〇〇してくれなくてむかつく!みたいな若い女性の恋愛観よりも、尊敬できる・安心できる・気楽さを重視された方が良いですよ。
そう考えると、確かに彼は全部揃ってる…こんな感じでいいんだと理解できました。何しろ結婚相談所で婚活して成婚退会するという経験は初めてだったので、気持ちの在り方がわからなかったんです。
参考過去記事:「本当にこの人でいいのか」中高年シニア婚活女性の結婚観
③男性からの積極的なアプローチ
彼は婚活歴が3ヶ月ほどで、私でお見合い相手が4人目だったそうです。そんなに少なくていいの!?私で決めていいの?と心配になりました。
ラッキーじゃないですか!Kさんは今まで婚活を頑張ってきて、コロナ禍で小休止を挟み、また婚活を意欲的に頑張っていた時期だったので、タイミングが良かったですね!
最初は、成婚退会した後の生活について、彼が積極的に色々な提案をしてくることに戸惑っていたんですけど、具体的になるにつれ、少しずつ自分の中でも現実的に考えられるようになりました。
交際中の女性の気持ちの戸惑いは正常な反応です。男性のアプローチに少しずつ気持ちが寄り添えるようになるのも、成婚退会後の結婚生活のイメージがしやすくなる下記のような具体的なお話があってこそです。
- 結婚後の住まいについて(男性が持ち家なら、家を見る)
- 資産開示や月々の生活費などのお金のお話
- 結婚後の女性の仕事について
- 家族へ話す・紹介
女性が男性に安心感を持てるようになるのは、ここからのお話になってきます。ご自身で不安を解消するために、素直にお相手に聞いてみる積極性も大切です。
50代・60代の婚活女性は、恋愛から随分遠ざかってこられた方も多いはずです。K様のように「婚活相手にどういう気持ちを持てれば、結婚相手として選んでいいのか」が分からない方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、相談に乗ってくれるアドバイザーの存在もきっと頼りになります。恋愛感情を優先するよりも、尊敬・安心・気楽さを重視されて大丈夫なんです。それがシニア世代の婚活です。最後までお読みくださり、ありがとうございます。
下記の58歳女性様の体験談も、K様と同じような感覚でご成婚退会されました、現在、ご交際中の方は、今回お伝えした感覚をお相手にも抱けるかどうかなど、チェックしていただくと良いと思います。