こんにちは、東京・銀座で29年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー池三津です。
四ヶ月前にご成婚退会されました69歳男性Y様(さいたま市在住・初婚)が、今月70歳の古希を迎えられました。そのお祝いも兼ねて、現在の新婚生活ぶりをお伺いしたく、お電話をさせて頂きました。その時の会話の一部ご紹介したいと思います。
成婚退会後の約四ヶ月後にお引越し・同居スタート
Y様、お久しぶりです。お元気ですか?古希おめでとうございます。その後の新婚生活はいかがですか?
Y様:「はい、私も古希を迎えることが出来ました。そして、その節目に結婚することができたのは大変嬉しい限りです。亡くなった両親も喜んでくれていると思います。有難うございます。」
もう奥様と一緒に暮らしていらっしゃるのですか?
Y様:いや、タイミングの問題もあって、実は今月やっと兵庫から引っ越してくる予定です。
そうなんですね。兵庫から埼玉、お引越し大変そうですね。安く引っ越し業者も紹介できるので何か役立てることがあれば・・・
Y様:「有難うございます。ただ、彼女の大きな荷物は、兵庫のお家に残しておいて、衣類など必要なものだけ宅配便で届くようにしてあります。段ボールにして数箱でしょうか。あとは必要に応じて、彼女のお子さん達に送ってもらうようにお願いしてあります。体ひとつで来てもらえればと考えてます。」
それは大変身軽なお引越しですね!迎える立場のY様にとっても少し気が楽なんじゃないですか?
Y様:「はい、そうなんです。大きな荷物がないので、部屋のスペースもそれほど空ける必要がなくなりました。私は初婚ですから、結婚生活は彼女の方が大先輩(女性は再婚)なので、色々と聞くことも多く、恥ずかしながら彼女がリードしてくれることが多いです。今まで一人の生活が長かったので、誰かと生活することに不安がありましたが、彼女と結婚できたことで、心のゆとりと安心を手に入れることができました。」
心のゆとりと安心を手に入れた熟年結婚
婚活中は、お相手に対して期待する半面不安なことも沢山あったかもしれませんが、成婚退会されたことで、「心のゆとりと安心」を実感し、手に入れられたことは素晴らしい限りです。ところで、ご入会時にY様が理想とされていた結婚は実現されましたか?
Y様:「池三津さん、よく覚えていてくれましたね。私はこの年になっても結婚式とか披露宴とかきちんとやるものかと思っていたのですが、彼女に伝えたら笑われてしまいました。」
男性はタキシード、女性はウェディングドレスを着て親戚の皆さんにお披露目したいと入会当初おっしゃってましたものね。それで結局、結婚式などはされるのですか?
Y様:「私は願望としてあったのですが、彼女からしてみたら、それは恥ずかしいことなんだということがわかり、やらないことにしました。世の中が、コロナ禍ということもあって諦めもつきました。」
そうしましたら、お二人の結婚の記念にウェディング写真を専門のスタジオで撮られてたら如何でしょうか?最近では、シニア婚されたお二人が、何かかたちに残したいということで人気がありますよ。
Y様:「はい、そうですね。ウェディング写真くらいでしたら彼女も賛成してくれるかもしれません。」
成婚退会から4か月経過して
奥様と出会ったことで、Y様の結婚に対する考え方が随分と変わったことを感じました。
結婚相談所ご入会当初は、結婚に対しての拘りや、常識にとらわれ過ぎていたように思えます。今は、入籍に関してさえも絶対条件ではなくなったようです。
勿論、奥様次第のようですが、あせらずゆっくり考えていきたいそうです。女性に奥手だったY様ですが、感情的になって声を荒げたりすることもなく、常に温厚な性格はシニア男性の鏡です。これから、幸せな結婚生活を存分にあじわってください。
今回も最後までお読み頂き有難うございました。