こんにちは、東京・銀座で30年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。
「この人はせっかちさんだなぁ」と感じる会員様は、婚活相手にもそれが理由でお断りされてしまうことが多いものです。独り身で生活していると、せっかちの度合いも客観視しにくく、自覚がない方もいらっしゃいます。
テンポ良くスムーズに婚活を成功させたいという思いは理解できますが、結婚はその後の人生が大きく変わる決断でもあります。今回の記事で「自分はせっかちなタイプだけど、こういう所あるかもしれない・・・」という項目が見つかるかもしれません。ご参考にしていただけますと幸いです。
あなたの『婚活せっかち度』をチェック
思い当たる項目が多いほど『せっかち度』が高いかもしれません!?
①相手のプロフィールをちゃんと読まない
お見合いのお申込みをいただいても、プロフィールをぱっと見ただけで、よく内容を把握せずにお受けするかしないか即答してしまう方がいらっしゃいます。
お見合いの時にも、お相手のプロフィールの情報を把握しないまま、お会いしてしまう方もいらっしゃいます。「ちゃんとプロフィールを見てくれていないんだ」と、お相手の印象もダウンしてしまうので、良い結果に繋がりにくくなります。(お見合い相手に失礼がないように、お見合い前にはきちんとプロフィールを読みこみしましょう)
プロフィールだけじゃなく、日程調整のメールなども良く読んでいないことも多いです(汗)
②時間前にお見合い場所に到着してお相手の姿がないと、すぐに結婚相談所に電話してしまう
せっかちな方の良いところは、時間をしっかり守り、遅刻しないところです。しかしながら、お約束の時間より早めに到着しても、その場にお相手の姿が見えないと、不安や苛立ちを感じてしまいます。
一呼吸おいて、待ち合わせ時間から5分経過しても、それでも会えない場合は結婚相談所に連絡をいれましょう。
人によっては、15分前に到着して、お相手が5分遅刻してしまったら、「もう20分も待っている」と帰ろうとしてしまったり、お見合いで不機嫌になってしまった。という事もありました。
③お見合いの申し込みの返事が遅いと落ち込む
「自分はすぐにお返事をするので、会いたければすぐに返事が来るはずだ」と思い込んでいる方も多いです。
お返事期限は10日~2週間(連盟によりけり)ですので、お返事がないままで期限を迎えると、自動的に不成立になります。
すぐにお返事がわからなくても、OKが来る時は、期間内に必ずお見合いが成立します。2,3日してお返事がないだけで落ち込む必要はありません。気持ちが疲れてしまいます。
④お見合いの場で返事の結果を引き出そうとしてしまう
せっかちな方は、基本的に待つのが嫌いなので、お見合いお相手にその場でお返事を引き出そうとしすぎてしまいます。お相手にプレッシャーを与えてしまう場合もありますので、ご注意ください。
⑤基本的に早口で慌てているような口調
緊張していると早口になってしまうこともありますが、せわしなく落ち着かない印象を持たれてしまいます。
⑥相手が話終わっていないのにかぶせ気味で話してしまう
会話のリズムが合わないと思われてしまいます。
⑦お見合いする前から「この人に決めた!」と前のめりになってしまう
まだ会ってもいないのに、結婚を意識しすぎてしまいます。期待しすぎて臨むお見合いほど、イメージと違う結果になってしまいがちです。
⑧デート中も一人でさっさと歩いてしまう
特に、女性はヒールの靴を履いていたりするので、男性だけが一人でどんどん歩き進めてしまいますと、距離ができてしまいます。歩調を合わせる意識ができない方は、せっかちです。
⑨お見合いの希望日程が急すぎる
早く会いたいがために、「明日・明後日」などお相手が対応しづらい日程を提示してしまいます。
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⑩お見合い結果の返事が遅いと気が変わる
お見合い後は、「お相手が交際希望だったら、もう一度会ってみてもいいかな」くらいの熱量でも、すぐに返事がない場合、「やっぱりお断りで」と気持ちが変わってしまいます。お見合い相手のお返事が遅いのか、その相談所がまだ対応できていないだけかもしれませんが、「返事が遅いのはお断りだからだろう」と早合点して、自分が断られたという状況を作らないように見切りをつけてしまいます。
マイペースで相手に配慮できないと思われてしまう
せっかちな方は、普通の人よりも早いスピードで生きているので、ご本人は色々考えて動いているつもりでも、婚活においても勘違いや無駄な動きをしやすく、アドバイザーとしては、他の会員様以上に疲れてしまいやすいことも心配なのです。
また、お相手を自分のペースに引き込み、自分の都合で考えてしまうので、お相手の立場や気持ちに配慮することが苦手です。婚活相手にとっては致命的なマイナスイメージで、余裕がない・品がない・自己中心的など良い印象を持てず「結婚するイメージが持てない…」と思われてしまいます。
実際に、アドバイザーに対しても、朝夜関係なく、ご自分が連絡したい時に、日に何度も電話をかけてきたり、連絡の頻度が高いのも特徴です。
一方、「今日ご相談のお電話しても大丈夫ですか?」と、例え営業時間内であっても、わざわざ事前にメールをくださるほど、ご配慮いただく会員様もいらっしゃいます。(ここまでお気遣いいただかなくても…と、逆に恐縮してしまいます!)交際相手にとっては、こういった点で印象の差が出てしまうものでもあります。
せっかちな方にしている婚活アドバイス
せっかちがネックとなって、成婚が難しそうな方には、せっかちを直すアドバイスをしています。私もどちらかというと、せっかちなタイプです。根本的に直すことは難しいので、使い分けができるようになれば◎です。
①本の朗読で話し方の改善
絵本でも何でも良いので、文章を声に出して読み上げる。ゆっくりと、語尾まできちんと話す習慣をつけると、言葉に品性が出ます。淡々としているニュース記事よりは、できれば感情がこめられるような短めの物語が望ましいです。
子供の頃、国語の授業で朗読の時間がありましたね。感情をこめて上手に本読みができる子供ほど、お話するのも上手なんです。普段のご自分の話し方と比べてみると、せっかちな方は差が歴然です。
②状況を正しく把握する
何か行動する・発言にする時に、自分の視点だけで物事を捉えるのではなく、いったん落ち着いて考え、相手の立場にもなってみて、全体の状況を正しく把握することを習慣づけましょう。
③美しい所作を心がけて丁寧に動作する
例えば、「お辞儀」だけでも、せっかちな方は、首だけピョコンと下げる程度で、動作が早いです。
シニア世代は特に、若くないからこそ所作の美しさは、品性を感じさせます。マナーにも通じることですのでおさえておきたいことです。
④話を最後まで聞くようにする
せっかちな方は、ご自分が知りたい情報だけに耳を傾けてしまいがちで、話の一部だけを切り取って理解するので、誤解してしまうことも多いです。話し相手が最後まで話してから、ひと呼吸してお返事するくらいを意識すると、おそらく丁度良いスピードになります。
まとめ
せっかちな方は、決断力があり、婚活をしたら、比較的早い段階で気持ちを固めることができます。それは良いことでもありますが、その分、慎重さに欠けてしまう心配もあります。成婚退会して破局してしまったり、離婚に至ってしまうようなことにならないように、結果に結び付く経過も大切にしていきましょう。
もし「結婚相談所の交際期間は3ヶ月だから!」と焦ってしまう故の行動でしたら、ご自身までせかせかする必要はありません。結婚相談所はもともとスピーディで効率よくお相手探しができるシステムなので、自然とお付き合いが進展していくうちに方向性も見えてきます。
おっとり・のんびりしすぎなタイプもよろしくないですが、せっかちなタイプの方が、婚活相手に対して悪い印象を持たれやすいので、今回取り上げたことをぜひ意識していただけますと幸いです。最後までお読みくださり、ありがとうございます。