こんにちは、東京・銀座で30年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー池三津です。
コロナ禍になり、三密を避けられるスポーツとしてゴルフの人気が急速に高まってきました。私もその一人で、先日息子と一緒に自宅近くの河川敷のゴルフコースへ早朝ハーフプレー(9ホールのみをラウンド)をして来ました。
この日は、お一人で来られていた73歳のシニア男性(U様)とご一緒にプレーをすることになりました。普段、シニア世代のお客様とは沢山接する機会はありますが、仕事とは別に、プライベートで初対面のシニア男性とお話しする機会は、私にとって貴重な経験です。
今回は、その際に感じた「70代独身男性の過ごし方」について、プレーを通してお話したいと思います。
「お一人様」でのゴルフ場の予約は勇気が必要
実は、私がよく行くこのゴルフコースは、平日はほぼ60歳以降の方が8割以上占めているのではと思うほどシニア世代がとても多いんです。
私もたまに一人で早朝ハーフだけラウンドしに行ったりするのですが、ゴルフ場の運営上、一人で予約をした場合は、他の方と一緒に組み合わせられ、ラウンドプレーすることもあります。最高齢で87歳の男性の方とご一緒したこともありました。実際にゴルフ場に来られている方の多くは、お仲間同士の方が多く、その中にはご夫婦でプレーされている方もいらっしゃいました。皆さん、とってもお元気です。
最近では、お一人様でご予約できるゴルフ場もあり、空いた時に一人でも行けるという気楽さはとても良いのですが、反面、知らない方とご一緒にプレーすることにとても抵抗を感じる方も多いと思います。私も一人で予約する時は少し抵抗を感じますし、実際のラウンドでは少なからず、お互いに気を使ったりすることもあります。
定年退職後ゴルフ仲間がいなくなってしまうことも
今回、ラウンドプレーをご一緒することになったU様は、ちょうど私の親と同じ団塊の世代にあたるご年齢です。かつて団塊の世代の方々は、「ゴルフも仕事のうち」というようなことを言われ、「土日は接待ゴルフ」といったご家庭も多かったのではないでしょうか。
その頃は、必死にゴルフを覚え上司や部下、取引先の方などと毎週のようにゴルフをしたりして、バブル期にはゴルフ会員権を購入された方も多かった時代でした。そのような時代を生きた方々の中で、70代になりゴルフを止めてしまった方は「ゴルフ仲間がいなくなってしまったから」と理由を挙げる方もいらっしゃいます。
本当だったらまだまだ元気にゴルフを続けたいのに、定年退職したら一緒に出来る仲間がいなくなってしまい、徐々にゴルフに行く回数も減り、止めてしまった方も多いそうです。
70代男性一人暮らしのシニアライフ
U様もちょうど私の親と同じ団塊の世代にあたる方で、お子さんやお孫さんの話しなど共通する話題も多く、楽しくラウンドすることが出来ました。今日は、自分の子供と孫と一緒にラウンドしている感覚だと仰って頂きました。
以前は、ご夫婦でプレーされたこともあったようですが、現在はお一人になられたそうです。ここのゴルフ場は一人でも予約がとれるので、最近はよく利用しているとのことでした。
婚活アドバイザーという職業柄、「離別ですか?それとも死別ですか?」とうっかり聞いてしまいそうになりましたが、今日は仕事ではなくプライベートゴルフですので、そこは我慢してスルーさせて頂きました(笑)。普段一緒にラウンドをしていると、ゴルフの話しだけでなく私生活などプライベートなこともお話し頂けることがよくあります。
U様は現在独身ということで、普段の生活について少し伺ったところ、「やっぱり、一人は寂しいよ」と漏らしていました。その他にも、
「コロナ禍になって、子供達も遠慮して遊びに来れなくなったから、ずっと一人で家にいることが続くと気が滅入ってしまう」
「一人だからという言い訳が出来てしまい、今までやっていたことも面倒になってやらなくなる」
と最近の思いを語ってくれました。
出会いも一歩踏み出す勇気から
U様が出会いや再婚を求めてお相手探しをされているかどうかはわかりませんが、婚活パーティーや結婚相談所へご登録されている方以外でも、特に一人暮らしのシニア世代の方は、同じく「寂しい」思いをされていることを改めて実感したラウンドでした。
本当は、U様に対しても「一人ゴルフ予約をされた時のように、ちょっと勇気を出して出会いの場へ行ってみるのも悪くはないですよ」と伝えたかったです。
結婚相談所の婚活では、ゴルフが趣味の女性をお相手探しすることも簡単に検索して、お見合いの申し込みをいれることもできます。
今回も最後までご覧頂き有難うございます。