こんにちは、東京・銀座で30年、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。
今まで独り暮らしで気ままに生活してきたので、いきなり同居はお互い窮屈な思いをしないか心配。できれば『週末婚』を希望しています。結婚相談所でお相手探しは可能ですか?
シニア世代は、ご希望されるライフスタイルも様々。パートナーは欲しいけれど、一緒に生活することがご不安な方も多いようです。これまで、『事実婚』について取り上げてまいりましたが、今回は『週末婚』について、
- どんな人が週末婚を希望しているか?
- 週末婚夫婦のライフスタイル
- 週末婚で誤解されていること
このようなことをお話していきます。
『週末婚』を希望する理由
- 気ままに過ごせる独りの時間もちゃんと確保したい
- 今さら他人と生活できるか不安。でも独りは寂しい
- 在宅勤務や自宅がオフィスを兼ねている男性も多い(家にいる時間が多いので、女性にずっといられると気詰まりになりそうで心配)
- 女性も仕事を持っていて、夫の収入に頼る必要がない自立しているタイプに多い
- 親の介護や独立予定の子供など、すぐに同居できない理由がある
このような理由を挙げられる方が男女共に多いです。
事実婚との違い
これまでブログで、事実婚のご成婚カップルを数多く取り上げてまいりましたが、週末婚は、基本的には別居生活を送り、週末などにだけ共同生活を送るスタイルです。二人が過ごす場所は、男性の住まいや、お互いに持ち家があり、同居家族がいる場合は、新たに週末婚用の家をご用意するカップルもいらっしゃいました。
こちらのご成婚退会記事でご紹介した50代女性様は、お子様と同居しているご自宅もあり、お相手男性は親御さんと二世帯住宅に住んでいたため、週末はお二人のための新居で過ごし、平日はお互い経営者として仕事に集中するというスタイルで、ご成婚退会されました。
事実婚と週末婚の決定的な違いは『婚姻届』。事実婚の場合は婚姻届は提出しません。週末婚・通い婚のスタイルは、入籍はしているものの、同じ家で暮らしておらず、一週間のうち週末だけや、週の半分を一緒に生活するなど、その夫婦の希望するライフスタイルの中で、いわば二重生活をするようなイメージです。
実は私も週末婚スタイルです。週に2日間だけ独りで過ごし、夫は実家で父親のために、お掃除や作り置き料理などをしています。私も独りでのんびりできて、遅くまで仕事したりもできるので、気楽で合っています。
週末婚での男女間の『お金』の誤解
週末婚で女性がイメージされるのは「家賃や生活費を夫から貰える」ということです。夫婦なのでそのように想像するのも当然ではありますが、逆に男性は、お財布を別々に考えて週末婚を希望される方もいらっしゃいます。
週末婚がしたいけれど、なかなかうまくいかない…とお悩みの男性の週末婚のイメージは、どちらかというと、『共生婚』のようなイメージに近いかと感じています。それぞれのライフスタイルを優先させながら、週末にだけ食事したりパートナーとして共同生活を送るイメージなので、お財布も別で、自分と一緒にいる以外の生活は、自分で・・・と考えられている印象です。ただ、それを良しとする女性は、よほど経済的に自立していたり、夫のお金を頼りにする必要がないタイプです。
女性からすると、お金をもらって週末だけ一緒にいて、生活の心配がないということは、ありがたく都合の良い話で、男性にとっても、お金の面倒を見ずに、週末だけ過ごす気ままな結婚生活は、都合が良い筈です。このあたりの双方の希望が合致せずうまくいきません。
週末婚は基本的に、男性の金銭的な負担が増えるので、お金に余裕がある方じゃないと、女性は週末婚に同意しないと思われます。
結婚相談所で週末婚や通い婚のお相手探しする場合は、このあたりのお金の話は、成婚退会前に必ず確認が必要です。
- 女性「当然(生活費)を貰えると思ってた」
- 男性「自分の生活は自分でするのものでしょ」
この認識のずれがないかは、大切なことです。
また、週末婚で、男性の収入をあてにしても、結局損をするのは、女性でもあります。普通に一緒に生活しているよりも、男性の支出は当然多くなるので、残る資産は減ることになります。お互い週末婚にするやむを得ない事情や、一・二年など期間が限定されている状況なら、事実婚という選択ももちろんありですが、「気楽に週末婚して、男性からも生活に十分なお金がもらえる」と考えるのは、むしの良い話だとも思います。
週末婚を希望する63歳会社経営男性のケース
以前、カウンセリングした男性様も、『週末婚希望』とのことでした。お伺いすると、他社の結婚相談所にカウンセリングを受けて、「普通の結婚相手探ししかできない」と、入会をお断りされてしまったようで、「結婚相談所では、自分のような希望に合った人を見つけるのは無理なのか?」と、落ち込んでおられました。ご自身も、10年近く婚活アプリでお相手探しをしていたそうで、上手くいかなかった経緯もありました。
月に5,000円弱の利用料も10年近くと考えると、50万越え・・・お金も時間ももったいないですよ
なぜ週末婚を希望されるか?についてお話をすすめていくと、こちらの男性様も、自宅兼事務所で仕事をされているため、女性にずっといられると、お互い窮屈なのではないか?など不安なご様子でした。専業主婦ではなく、仕事をされてる女性でしたら、その心配も柔軟にクリアできそうな印象です。
また、週末婚の際の生活費についてのお話もありました。具体的に10~20万円くらいで考えておられ、どのようなお相手が合致するのかを、ご本人が認識していくのも今後の課題です。
同じようなライフスタイルを希望される女性のプロフィールや、事実婚カップルを含め、ご成婚退会された方々のプロフィールを参考に、今後の婚活について、ご提案をさせていただきました。プロフィールの作りこみ方もポイントです。またブログにて、成婚報告が近いうちにできますと嬉しいです。
その他:週末婚についての記事は、下記よりご覧いただけます。
関連リンク:『週末婚についての関連記事』
ご成婚体験談なども、ぜひご参考ください。