こんにちは。東京・銀座で31年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。
たまに、結婚相談所のプロフィールでも、「何でこんな写真を使ってるの?」と思うようなお見合い写真や、自己PRも相談室からの推薦コメントも殆ど何も書かれていない、内容が薄いプロフィールの方がいらっしゃいます。
ご高齢の方ほどその傾向は高く、そんな今一つ惹かれないプロフィールを見た側は「お見合いすべきか、プロフィールから判断できない」・「婚活意識が低いから、こんな適当なプロフィールなのかな」こんなふうに思ってしまいます。
今回は、
- 微妙なプロフィールのお相手から、お見合いの申し込みをいただいた
- 申し込みしようか検討中だけれども、プロフィールが微妙で勇気がない
このような方向けの記事になります。
そもそもなぜ適当なプロフィールが存在するのか
見る側が予め理解しておくべきなのは、『お見合い写真の素敵さとプロフィールのコメントや相談室PRの文字数の多さ=ご本人の婚活のやる気』ではありません。結婚相談所によりけりという事です。
スタジオで撮影されたお見合い写真は、費用をかけ、服装やヘアメイクなどプロの手でスタイリングされているので、当然素敵な仕上がりです。そんなプロフィール写真と比べると、スナップ写真や、結婚相談所の事務所内で撮影されたようなお写真、証明写真ボックスで簡単に撮られたお写真は、見劣りしてしまうでしょう。シニア世代の男性は、特にこのようなお見合い写真を使用される方が多いのも事実です。
お写真以外、自己PRや相談所コメントについても、婚活するご本人のプロフィールの「魅せ方」は、活動している結婚相談所によるところが大きいです。きっちりプロフィールを作りこんで、会員様の良い所をPRしている結婚相談所もあれば、非常に情報量が少なく、人柄や個性が一切分からないプロフィールの結婚相談所もあり、差があります。
例えば、「プロフィール用の本人メッセージを書いてください」と、結婚相談所側が会員に指示しても、ご本人が「よろしくお願いします」ぐらいで良いと思っていたり、他の同性のプロフィールがどのように書かれているかも分からないので、自分自身のプロフィールの薄さが比較できない状況もあるでしょう。
また約20年前の結婚相談所では、現在のようにインターネットでプロフィールを検索するシステムではなく、1ページ20名弱のプロフィールが掲載されている紙媒体から、お相手選びをしていた時代です。当時は、プロフィールの掲載スペースの都合上、文字数制限があるため、長文のPRは掲載できませんでした。その名残が、そのままの結婚相談所もなきにしもあらずなのでは・・・と想像しています。
いずれにしても、魅せ方が不十分で、人柄や個性が全く伝わらないプロフィールで婚活をしてしまっているので、損をしている・もったいない人なわけです。
ほぼ空欄なプロフィールの男性とご成婚!~63歳女性様の婚活成功体験談
「よくこのプロフィールの男性のお見合い受けましたよね」と、改めて私が言葉にしてしまうほど、内容が激薄なプロフィールの男性とご成婚退会された63歳女性様(埼玉県在住・再婚生別・パート)の事例をご紹介します。
お相手男性様は、本人コメントも相談所からの推薦コメントも空欄で、お見合い写真もいつ撮ったか分からないような、古い印象もありました。正直、同じ男性から、弊社の女性会員様に4名お申込みをいただいていたのですが、お見合いをお受けしたのは彼女だけです。
前述したような理由から、もったいないプロフィールである場合もありますし、このようなプロフィールの男性からお見合いの申し込みをいただいた際に、「会って判断してみるくらいの勇気やライトさも大切ですね」とお話しておりました。
なぜお見合いを承諾されたかというと、
活動期間の終わりが迫ってて焦っていたのが大きいです。とりあえずあれこれ考えずに、何もわからないんだから、会ってみよう!それから考えよう!と、お見合いチャンスを増やしました。
ところが、実際会ってみたら、「意外にも何もかも良い」印象だったようです。
しかも、お見合いもそんなに成立しないからなのか(あのプロフィールじゃそうかも・・・)交際も前向きで一生懸命で、結婚後の生活の話など、早い段階から先々の話まで出来ました。
3回目のデートで男性のご自宅を見に行き、「意外に綺麗で良いお家に住んでる」と、さらに好印象になったのと、彼女のために手料理まで作っておもてなししてくれて、とても楽しく過ごせました。それ以降は、トントン拍子に交際が進展し、様々な懸念事項をすり合わせして、6回目のデートで成婚退会となりました。
「微妙なプロフィールを発掘するほど暇じゃない。そんな手間をかけたくないから結婚相談所で婚活をしてるのに・・・」このように思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、連盟やネットワークを利用している結婚相談所で活動している以上、実際にIBJだけでも約4000もの結婚相談所があり、色々なプロフィールを目にします。
つまり、結婚相談所と言えど、プロフィールの魅せ方は千差万別であり、もったいないプロフィールでも会ってみる勇気やライトさを持てる方とそうでない方では、自然と出会える数も変わってくるでしょうし、婚活の結果にも差が出てきます。
根気のいる事だとも思いますし、中にはがっかりする残念なお見合いもある事もあります。情報量の少ないプロフィールほど、お見合い履歴もない可能性が高いので、私共も何もおすすめポイントが把握できていない場合もあります。
今回、ご成婚退会が決まりました65歳の女性会員様は、結婚するために、微妙なプロフィールからも発掘していくハードルを乗り越えて、ご縁を掴みました。お見合いの成立数でお悩みの方は、そういったプロフィールにも目を向けてみると良いご縁があるかもしれません。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。