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シニア世代の女性が婚活相手を『ケチ』と誤解した言動や金銭感覚について

こんにちは。東京・銀座で31年、ブライダルゼルム代表の立花です。

お見合い相手や交際相手に『金銭感覚の違い』を感じ、お断りされる女性は多く、特に50代・60代の婚活女性は、お金に関してシビアな傾向があります。

しかしながら、ケチなのか倹約家なのかの判断を見誤っている女性もおり、「婚活がうまくいかない」と、感じられている場合もあります。

今回は、婚活相手を『ケチ』と誤解した言動や、金銭感覚の考え方についてお話していきます。

ケチと倹約家の見極めが肝心

一般的には、ケチと倹約家の違いは下記です。

  • ケチ:とにかくお金を出し渋って使わないこと。自分がしてあげた事の見返りを期待する。
  • 倹約家:無駄遣いはしないが、必要な出費は惜しまない。目的のために節約したり、慎ましく生活している。

つまり、倹約家タイプの方は、婚活相手が自分にとって必要で価値のある存在であれば、お金を使うようになります。倹約家なのに「ケチ」と誤解して、ご縁を逃す事のないよう見極めが肝心です。

「この人ケチなのかな」と勘違いした男性の言動

① お見合いの時に「自分は贅沢はしません」と言われた

男性の言葉をそのまま受け取って、「この人と結婚したら、質素に生活していかなきゃいけないのかしら」と思ってしまった。

ポイント:その言葉だけを切り取って鵜呑みにしない。

② 「あなたも年金ありますよね?」

「女性側の年金をあてにしている」と誤解したケース。「日々の生活は、自分(男性)の年金の範囲内でやってほしい」という言葉に、女性側は、水道光熱費や食費・医療費や携帯代金など、全ての費用をその中でやりくりしなければいけないと、一方的に想像して窮屈に感じてしまいました。実際は、男女間で生活費の内訳の認識も大きく異なり、食費や日用品と女性のお小遣いで、女性の年金は関係なかったケースです。

ポイント:生活費の金額がどの範囲の話なのか確認する

③ 家庭菜園・野菜作りが好きな男性

家庭菜園が趣味で『庭や畑で野菜を作って食べている=買う事をケチっている男性』ではありません。自分が食べる事だけが目的ではなく、地域のコミュニケーションのために、育てた野菜をご近所に配ったり、まわりの人に喜んでもらえるのが嬉しいからという理由で、シニア世代の男性は、時間的な余裕もあることから、家庭菜園を趣味にしている方もいらっしゃいます。

ポイント:趣味で早合点しない

④ 「何年も服や靴を買っていない」

お仕事をリタイアされて現役を退くと、よほどお洒落に気を遣っている男性じゃない限り、何か機会がないと、ジャケットを新調するような事もありません。良いものを長く使っている男性かもしれないですし、身に着けているものもさりげなく見てみましょう。

ポイント:お買い物をしないからといってケチではない。

⑤ デート場所のチョイス

連れていかれたお店が、デートにふさわしくない大衆的なお店だった時、女性は「私はこの程度なんだ・・・」「私が男だったらデートでここを選ばない」「ケチだからお金がかからないデートをしている」と、気落ちしてしまいます。

婚活のセンスがなく、お店選びが下手で、普段が自分が行き慣れている場所に連れて行っているだけという男性も多いです。そんなデートしかできないから独身である、という事も理解して、女性のほうで提案されてみてはいかがでしょうか。

ポイント:その人がなぜ独身なのかの背景を見て、行動できると良い。

また、男性は婚活期間が長引くほど、お見合いのお茶代やデート代の出費がかさみ、より慎重になりやすい、ということも理解しておきたいです。

まとめ

「スーパーのチラシを見て、安いもの買うために2~3件スーパーをはしごして買いに行く」と、男性に言われ、「お金に細かい」と感じた女性。しかし実際は、安いものを探し求めているわけではなく、年金生活で時間もあるし、出かける口実や運動のために一石二鳥の理由を作って、生活をしているという事が言いたかっただけ・・・という事もありました。男性のそんな言葉を受けて、自分もそのようにしなければいけない、という事ではありません。

婚活相手が『ケチなのか・倹約家なのか』、実際に男性の生活を良く見てみないと分からない部分でもあり、お付き合いが浅いと、ケチと感じる部分だけに注目して判断してしまいがちです。

高収入でもケチな男性もいます。「この人はこれくらい収入があるから、デートではこのレベルのお店で、これぐらいの金額を奢ってくれるのは普通だろう」と、思われる女性もいます。

あるいは、「ケチな男性で、お粗末なデートだった」と、女性から報告があった男性が、本命の女性には、素敵なお店でデートをしていたりという事もあります。

婚活中の50代・60代の女性にとって、金銭感覚やお金の価値観は、できれば早めに知っておきたいことではありますが、判断を誤らないように気を付けていきましょう。

結婚相談所で婚活をご検討中の方は、お気軽に無料カウンセリングへお越しください。

こちらの記事はYouTubeでもご紹介しています。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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お金
立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

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ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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