こんにちは。東京・銀座で31年、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。
恥ずかしながら経済的な事情で、高校を中退し、中卒です。そんな自分でも結婚相談所で婚活できますか?やはり不利でしょうか?
今回は、結婚相談所で婚活を検討しているものの、『中卒』・『高校中退』がネックでお悩みの方向けの記事です。
学歴に関する婚活ブログは記事はあるものの、シニア世代となると、学歴に関する考え方も、若い世代とは、異なります。
中卒・高校中退の方の婚活事情
① 結婚相談所には入会できない?
結論から言うと、中卒・高校中退でも、入会は可能です。しかしながら、結婚相談所によっては、入会資格を『短大卒以上』と学歴の条件を設定しているところもあるので、あらかじめ検討中の結婚相談所の入会資格の項目をチェックしておきましょう。
② 中卒や高校中退の人も活動している?
下記は、ブライダルゼルムが加盟している、IBJ(日本結婚相談所連盟)の86,450名の会員の学歴データのグラフです。(※IBJホームページより転載)
このグラフからも分かる通り、男性は、1.1%/女性は、0.5%が中卒・高校中退ということになります。
また、アドバイザーの私が言うと身も蓋もないですが、結婚相談所は、最終学歴が『短大卒以上』の方は、卒業証明を結婚相談所に提出する必要があります。つまり、それ以下の学歴の場合、証明書の提出義務がありません。たとえ高校中退だったとしても、高卒と言っても分からないというシステム上の特性もあります。
結婚相談所での婚活は不利か?
こちらは男性か、女性かによっても変わります。また、戦後生まれの60代・70代の世代は、大学の進学率も低かった時代です。家庭の事情で進学ができなかった人もおられるでしょう。シニア世代の婚活で、学歴はそこまで重要度の高い項目ではなく、あくまで『目安』でもあります。男女別に現状と対策について解説していきます。
♂ 男性の場合
そもそも、低学歴で低収入の中高年世代の男性は、入会する前から不利だと思っているため、結婚相談所での婚活を選択する男性も少ないです。婚活スキルや身だしなみとは違い、条件的な部分は、ご本人が努力しても大きく変わるものではないからです。
「ご入会いただいても、紹介できるチャンスは少ないかもしれない」このように結婚相談所から言われてしまった場合は、ご本人も前向きに「それでも頑張ってみる!」とはなりにくいとも思います。
結婚相談所に登録している60代・70代の中卒男性は、一代で財をなしたような経営者もおられます。財力があるから、結婚相談所に登録するのです。収入が学歴をカバーできる男性でしたら、学歴が不利になる確率も低くなるでしょう。
♀ 女性の場合
婚活する上で障害はほとんどありません。女性の学歴を気にする男性は少ないですし、結婚の際に、学歴を問題にするような親もすでに他界していたり、あれこれ言われるような存在がいて、煩わしい思いをする事も少ないでしょう。
若い世代との違いはこの部分でもあります。実際の周囲の反応よりも、当のご本人が、「高卒の人と結婚したなんて思われたくない」と、世間体を気にしてしまうケースのほうが目立ちます。
結婚相談所で婚活する上で大切なポイント
中卒・高校中退の人のイメージを考えてみましょう。
- なぜ中卒なんだろう?
- 教養や知性がなさそう
- 育ちが良くなさそう
- 大卒の人より、品がない感じがする
上記に挙げた不安が解消できるような振舞いがポイントになります。
① プロフィール作りも工夫が必要
どういった背景から、進学を選択できなかったのかを、記載しておくと◎です。また、男性の場合は、経済的に心配はいらないなど、学歴から想像されるネガティブなイメージを払拭できるようなプロフィール作りをしたいです。
「会って話してみよう」という気持ちを持っていただければ成功です。
② 男性は一人称「俺」に気を付けて
お見合いや交際初期の際は、男性はご自身の事を話す時に、「僕」・「私」と言うようにしましょう。
婚活シーンで、中高年男性が自分の事を「俺」と言うのは、イメージダウン。学歴がネックになっているならば、大卒の人以上に、所作や言葉遣いは上品に振舞うよう意識したいです。
高校中退・中卒に関する婚活事例
① 芸能活動をしていた50代女性のケース
10代の頃、タレントとして芸能活動をしていて、高校を中退された50代女性様。その旨をプロフィールに記載し、ご本人は、写真非公開で申し込み希望の男性にだけ写真を公開して活動されていたものの、お見合い成立に支障はなく、ご本人が一番気にされていた、学歴がハンデになることはありませんでした。
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シニア世代は学歴より大切な「こと」がある
シニア婚活では、たとえ高学歴で素晴らしい経歴をお持ちの男性でも、経済不安や老後の生活の不安要素があると、女性から選ばれにくい現状があります。
一方で、低学歴でも老後の経済設計をきちんとしてきた男性でしたら、チャンスがあるということです。ですので、学歴がネックになっている男性でも、それよりも大切なことがあるのがシニア世代の婚活ですから、少しだけ勇気を出して、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
ブライダルゼルムでは、中高年・熟年シニア世代のために婚活に有益なアドバイスを本ブログで発信しています。最後までお読みくださり、ありがとうございます。