youtube 電話 お問い合わせ

面食いな女性が結婚相談所で婚活する際のポイント~63歳女性の成婚体験談

こんにちは。東京・銀座で31年、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

今回、ご成婚退会が決まりました63歳女性会員ゆきえ様(仮名)。自他ともに認める『面食い』とのことで、「この年でそんな事言って大丈夫かしら」と不安なご様子でした。実際、ゆきえ様のように男性の外見を重視して、結婚できないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな、ゆきえ様の婚活成功体験談を振り返りながら、『面食い』の50代・60代の婚活のポイントについて解説していきます。

  • 結婚相談所には、かっこいいシニア男性はいない?
  • 面食いの人は、結婚相談所では難しい?

このようなお悩みをお持ちの50代・60代女性は、ぜひ婚活の参考にしていただけますと幸いです。

結婚相談所にかっこいいシニア男性はいないのか

男性を素敵に思う定義は人によって違いますが、結論から言うと、いわゆる『イケてる』タイプの、素敵にご年齢を重ねられている男性も、もちろんいらっしゃいます。「結婚相談所に登録している=モテない男性」というわけではありません。

問題は、素敵な男性がいても、お見合いができない、会えても交際がうまくいかない事で、理想と現実のギャップで婚活が長引いてしまうことです。

外見を重視するシニア女性の傾向

ご自分が面食いと感じている方で、婚活がうまくいかないと悩むのは、お相手男性と希望が合致せず、なかなかお見合いができない女性です。50代・60代になっても、男性の外見を重視しすぎてしまう女性には、下記のような傾向があります。

  1. 元彼と比較してしまう
  2. 自慢の父親がいる
  3. 職場やまわりの環境に年下男性が多い
  4. 美意識が高く、若く見られる
  5. 初婚

共通して言えるのは、「お年寄りに慣れていない」ということです。

たとえ30代の時に交際していた男性だとしても、若かった頃の感覚で男性を見てしまい、婚活相手を『おじいさん』に感じてしまう女性がいらっしゃいます。また、自慢の父親がいる女性の場合、父親に似た男性を無意識に探してしまうものです。

他には、年下の若い男性と会う機会が多い環境ですと、それが当たり前になり、自然と面食いになりやすいです。美意識が高い女性も、実年齢よりも『見た目のバランス』で考えてしまいます。

そして、このような傾向は、総じて、『初婚』の女性に多いです。夫婦で一緒に年を重ねていくという経験がないため、「50代(60代)の男性ってこうなんだ」という免疫がないのもあり、上記に挙げた方は、比較的、年の近い方をご希望されるのではないでしょうか。初婚でも、年の差がある両親がおられる女性からはめったに言われません。

今回、ご成婚退会されたゆきえ様も、初婚・元彼が年下・職場に若い男性が多い等、上記に挙げた傾向の半分以上が当てはまりました。

女性:ゆきえ様(仮名/63歳/東京在住)
・初婚
・派遣社員

お相手男性:N様(65歳/神奈川県在住)
・再婚生別子供なし
・契約社員

NNR加盟店の会員様とご成婚が決まりました

「面食い」な方の婚活のデメリット

せっかく結婚相談所に登録したのに、条件を見ずに顔だけでNGにしてしまうと、選べる範囲がかなり狭まり、「顔は参考程度」と考えて婚活されている、同じシニア世代の女性と大きく差がついてしまいます。

面食いの方が婚活した際のデメリットとして、ゆきえ様が実際にご経験された事例を挙げていきます。

申し込みした男性がほぼ同じスタジオの写真だった

ゆきえ様も、ご入会当初は、選んでいる男性にだいぶ偏りが見られました。プロフィール写真のほとんどが同じスタジオで撮影されたもので、ゆきえさんの好みだったのでしょう。スナップ写真や、証明写真的なプロフィール写真の男性は除外して、選んでいらっしゃいました。

その写真スタジオが優秀ですよね!婚活相手の心を掴むお見合い写真撮影が上手いということです。私もおすすめしているスタジオがいくつかあります。

実物とのギャップも経験した

実際にお見合いしてみると、「実物と違う」と感じる事も少なくなかったようです。

男性の中にも、女性同様に『とっておきの一枚』をプロフィール写真として使う方もいらっしいます。プロフィール写真が素敵な男性ほど、過度に期待して「写真より老けてる」「写真では清潔感があったのに・・・」「写真の笑顔は・・・?」と、がっかりされてしまう事もありました。

「モテるだろうな」と不安にもなった

好みの男性と仮交際が成立しても、「きっとライバルも多そう」と心配してしまったり、「若い頃は、さぞやモテただろう」と、過去を気にしてあら捜ししているご自身にも気づいたようです。

「かっこいい」と思っていた基準が変わった

お見合いした男性の中には、顔立ちが良くても条件が微妙な男性もいました。自信がなさそうで、頼り甲斐がなくて・・・「かっこいい」ってこの年でなんなんだろう?と思い始めました。

生活の余裕やお人柄って、顔つきや所作に出ます。もちろん生理的なものはあると思いますが、シニア世代の婚活は「好き」よりも「嫌な所がない」を大切にするべきです。女性の「好き」は感謝や信頼。後からついてくるものです。

それがちゃんと分かり始めたのは、3ヶ月くらい経ってからです。前は「顔が好きなら、他は許せる」くらいに考えていましたし、相談しながら自分自身のこれまでの婚活の間違いに気づいていくことも大事だと思いました。

学校や職場結婚じゃないし、自分が知ろうとしないと内面も分からないので、結婚相談所の婚活では、見た目だけで判断すると長引いてしまいます。

成婚退会の決め手

ご成婚退会された男性は、プロフィールがスナップ写真で、ゆきえさんが期待していなかった男性でした。第一印象は、「思ってたより良かった」。4回目のデートまでは、積極的な気持ちでお相手と接することができず、「手持ち無沙汰な感覚」もあったようです。

前の私なら、「婚活のため」にこうするという感覚はありませんでした。4回目で私自身が、彼と過ごすことに慣れて、少しずつ自然さや居心地の良さを感じ始めました。

相性が合わなければお断りすれば良いですし、面食いさんは男性自体に免疫がない女性も多いので、会う時間を増やす努力は大事です。

男性の外見を重視しすぎて、婚活がうまくいかないとお悩みの方でしたら、今回の婚活成功体験談をご参考になる部分もあったのでは、と思います。ゆきえさんのご成婚アンケートは、改めて、別の記事でご紹介させていただきます。

ブライダルゼルムで婚活をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

プロフィールページ

ねこかわ結婚相談所>ひとりよりふたりでいきたい

ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

amazon書籍販売ページ