こんにちは。東京・銀座の結婚相談所、ブライダルゼルム代表、シニア婚活アドバイザーの立花です。
日頃から、数あるプロフィールを見ている中で、お見合いに発展しづらい残念な自己PRの書き方をしてしまっているプロフィールを目にすることがあります。
写真が適当だったり、自己PRや相談室PRが空欄などといったプロフィールは論外で、内容はしっかり作りこんであるのに、アドバイザーが「あっ」と思うもったいないプロフィール=婚活相手が、こんな先入観を持ってしまう可能性がある書き方をしているという意味です。
今、結婚相談所で婚活中の方や、これから結婚相談所で婚活をご検討中の方は、プロフィール作りのご参考にしていただけますと幸いです。※なお、記事の一部に主観が含まれます。特定の人を批判する意図で作成しておりませんので、ご理解いただけると幸いです。
①自己PRに離婚理由
離別経験がある人の自己PRに、離婚理由が書いてある事があります。
例:「離婚原因は相手の身勝手な都合によるものでした。」
本当にそれが事実であっても、まるで自分に一切非がなく、離婚した相手に対して何か恨みを感じているようなネガティブな印象を持たれやすいです。
言い訳のように受け取られてしまう事は避けたいですので、離婚理由について記載したい場合は、『相談室PR』から担当アドバイザーの言葉として掲載した方が、綺麗にまとまると思います。
②家族構成に親の大学名まで掲載
既に親が他界しているにも関わらず、親の出身大学名(有名大学)まで記載してあったり、引退していても、『元医師』や『元大学教授』など掲載しているプロフィールを目にします。
プロフィールを記入する際に、何も考えずに素直に書いただけであったり、ハイスペックな家庭環境で育ったことが、ご自身にとってのアイデンティティなのか、同じような家庭環境で育った相手を求めているのか分からないですが、見る側は、「こんな立派な家庭で育った」というプライドの高さや見栄を感じてしまう人もいるかもしれません。
男性でしたらそれも1つの魅力的な武器になりえます。しかし、女性の場合はご縁を狭めてしまうため、シニア世代の婚活となると、いかがでしょうか。
例えば、大卒で高収入の男性でも、中卒の両親がいるかもしれません。お互いの親の学歴を比べて、卑屈になったり、自信が持てなくなるような男性ばかりではないですし、考え方も個人差がある事と思いますが、当人同士が相性の良さを感じて仲良く暮らしていければ良いので、あまり細かく家族構成を記載すること自体、不必要な情報と言えます。
③出身大学名を載せる女性
一般的にお嬢様大学をイメージする女子大や、東大や京大などの有名大学を記載している女性も、男性が尻込みしてしまうかもしれません。「私のレベルに合わない男性は、最初から却下!」と、出身大学名を掲載することで、予めふるいにかけているのかもしれませんが、そのような人が結婚したい女性として魅力的かというと、いかがでしょうか。
年収1500万以上の、いわゆるハイスペックなシニア男性でも、自分よりレベルの高い大学名を記載をしている女性からお見合いの申し込みが入ってきた時に、「自分では釣り合わない」と感じる方もおられるくらいです。シニア世代の女性が出身大学名を記載する事は、正直なところデメリットの方が多いため、『大卒』『短大卒』で十分のように思います。
④自己PRが長すぎる
たまに、自分自身の事を少しでも知ってもらいたいという熱意の表れなのか、情報量の多い長文すぎるプロフィールを目にします。「こんなに書きすぎて、お見合いの時、話す事・聞く事がなくなってしまいそう」と感じてしまいます。
それに対して、相談室PRも同じように長いと、読むほうもしんどいですし、反対に短いとバランスが悪くなってしまいます。婚活相手が読みやすい文字数で、うまくご自身をPRするようにしましょう。
⑤『相手への希望』が細かい人
当たり障りのない『お相手の希望』を書いていないプロフィールも、お見合いのご縁を逃しやすいです。下記は実際に私が見かけた記載ですが、プロフィールを、見る側がどういう印象を持つのか想像したいです。
- お財布を別々にしてくださる方(お金にシビアな人と思われる)
- 女性:家事をしてくださる方(家庭的なイメージを持たれない)
- 男性:出産可能な方(年齢的に現実的とは言えない・難しい)
- 女性:大卒以上年収○○以上の方・身長170cm以上年齢差±3歳(限定的すぎる条件)
- お盆・お正月は一緒に帰郷してくださる方(面倒くさそう)
『お相手の希望』の部分は、必要最低限の当たり障りのない文言が望ましいです。
- 喫煙されない方
- 特定の宗教を信仰していない方
- 犬(猫)を飼っているので動物が苦手ではない方
- 土日休みの方
- 健康な方
将来的に、実家に帰るなど地方移住の予定がある方も記載されています。上記のフレーズを組み合わせて記載されている方が多いです。これくらいまでがOKなラインと思って、ご自身のありのままの希望を正直に書きすぎない方が良いです。
まとめ
色々申し上げましたが、お見合いに発展しづらい残念なプロフィールでも、プロフィールの作りこみが上手くないだけで、実際にお会いしてみたら素敵な人だったという事も、よくある話です。
もしそのようなプロフィールを見かけても、あまり先入観を持たず、「直接会った時の印象を見てみよう」という柔軟な姿勢も、シニア世代の婚活には大切なポイントです。
お見合いが成立するかどうかは、見る側の考え方によりますので、プロフィールのちょっとした記載で損をすることがないように、お見合いの土俵にあがれるような素敵なプロフィール作りを意識したいです。
ブライダルゼルムでは、中高年・熟年シニア世代のために婚活に有益なアドバイスを本ブログで発信しています。結婚相談所で婚活をご検討中の方は、お気軽にカウンセリングへお越しください。