こんにちは。東京・銀座の結婚相談所ブライダルゼルム代表の立花です。
「恋愛離れ」という言葉があります。ブライダル総研が発表した「恋愛・結婚調査2019」の調査結果(全国の20~40代の未婚男女2400人を対象)では、男性20代の約4割が「交際経験がない」という結果でした。しかしながら、恋人が欲しいと思っている人も半数以上いるのも事実。
若い方には様々な出会いの選択肢があり、アプリやSNSで繋がりを持つ事は簡単な筈で、「恋人が欲しいけれど出会いがない」という点に違和感を感じます。「50代を過ぎるともっと大変なのよ」とも思います。きっと切実に出会いを求めているわけではなく「良い人がいたら…」という感覚なのだろうとも想像できます。
では、「交際経験がない・少ない」50代・60代の男女においてはどうでしょう?
シニア世代は恋愛経験・交際経験が少ないことは「普通」
20代の頃結婚して死別したので、交際経験が殆どありません/ 50代死別男性
「30年くらい連れ添った妻と死別して間もないシニア男性が、交際豊富でしたらそれはそれでまずいですよね」という会話を度々します(笑)
離婚後、子育てと生活に追われて、男性と交際どころじゃありませんでした。/ 50代再婚女性
今まで仕事ばかりで誰とも交際経験がなく、女性とどう付き合ったらいいか分かりません。でも結婚したいんです。/ 60代初婚男性
実は私共、結婚相談所側の人間としては、これが普通です。このような相談をすること自体が恥ずかしいと、腰が重くなってしまう方がおられるようですが、決して珍しいことではありません。
学生時代から職場に至るまで、同性しかまわりにいない環境だったという方や、「そのうち出会いがあるだろう」と、気づいたら60代…という方も、これまで数多くお会いしてきました。しかし「婚活を始める」となったら、気を付けておきたい大切なポイントがあります。
異性との交際経験がない・少ない方の婚活傾向
①理想が高い
結婚相談所で婚活した場合、ご自分が会いたい人とお見合いが成立しない、お見合いの申し込みをもらっても、希望と違うので会いたくない…このようなお悩みに陥りがちです。ご自分では「普通の人」を求めていても、普通の基準値が高かったり、実はバランスがとれていない相手を求めてしまっている傾向もあります。
これまで異性にモテてきたけれど、縁がなかったという方にもいらっしゃいます。モテる事と交際経験は比例するわけでもないんです。結婚までいかなかった過去の相手を、これからの婚活で比較しないように気を付けましょう。
②コミュニケーションが苦手
異性との接し方が分からず壁を作ってしまったり、馴れ馴れしい態度をとってしまったり、お相手に「本当に結婚したいの?」感じさせてしまったりと、距離感がつかむのが苦手な傾向があります。異性への接し方を学習していくことも大切です。
③共通点を探しすぎる
婚活初心者にありがちな点でもあるのですが、趣味や条件の合致を重視しすぎて「合わない」とすぐ結論づけてしまう方がいらっしゃいます。プロフィールの情報はあくまで目安。合う/合わないをそこで判断するのではなく、実際に会ってみて、「合わせていけそうか/合わせてくれそうか」を見ていける婚活をしていきましょう
③石橋を叩きすぎて壊してしまう
婚活相手が積極的な場合に多いのですが、まだお見合いを一度しただけなのに、ずいぶん先の事まで考えて、悪い想像をしてしまい、かえって自分が前のめりになりすぎている方もいらっしゃいます。
おすすめの婚活方法~アドバイザーのサポートが必要不可欠
- 異性にどのように見られてしまうことが多いのかを知る
- お断りされる理由を把握する
- 話している様子をチェックしてもらう
- 電話やメールなどのツールを使ったコミュニケーションの練習
- その都度、交際状況を素直に相談してアドバイスをもらう
- アドバイザーとまめに連絡をとる
交際経験の少ない方にとって、婚活は慣れないことの連続になります。結婚相談所の良いところは、些細なことでも相談に乗ってくれる存在がいるというところです。交際経験が少ない方は特に親身になって話を聞いてくれ、サポートが望める結婚相談所に登録する必要があります。
どうしてもお一人で出会いパーティーやアプリで出会おうとしても、上記に挙げたようなポイントを解決することは難しく、結婚したいという強い意志で臨んでも、結局自己流な婚活になってしまい、何故うまくいかないのか、どうすれば結婚相手が見つかるのかが分析できないものです。
安心していただきたいのは、ブライダルゼルムには「ご自分と同じような人が沢山婚活している」ということです。「カウンセリングの予約をとるだけでも勇気のいること」というのも理解しています。
交際経験ゼロ~68歳初婚男性の成婚体験談
今回、60歳横浜市在住の女性とご成婚が決まりました、68歳川崎市在住男性から、結婚相談所でお見合い婚活体験談・ご成婚ストーリーが届きましたので、ご紹介します(お写真NGなので、文字だけで失礼します)。
結婚相談所で婚活したきっかけ
「定年退職後は、悠々自適な年金生活。以前はお仕事に打ち込んできたけれど、いざ年金生活になると、趣味を楽しむくらいで、独身の寂しさを感じました」
人生で一度は結婚を経験したい、パートナーが欲しいという思いが強くなり、結婚相談所ブライダルゼルムへご入会いただきました。
初婚で交際経験もほとんどなし。婚活では失言続きで苦労しました
「今まで女性とお付き合い経験がなく、お見合いの時から、女性の扱い方が分かりませんでした。お見合いしても断られる、仮交際までいっても、1~2回のデートで終了してしまうことの繰り返しでした」
女性にとって、お相手に引いてしまうポイントが分からなかった68歳男性会員様にとって、結婚相談所のお見合い婚活が良かったのは、お断りされる理由がその都度しっかり分かるということでした。
ご自身の何が原因で、お見合いや交際がうまくいかないのかわからない婚活男性には、お断りの理由を知り、次の婚活では繰り返さないよう、心がけていくことも大切です。今回の68歳男性会員様もこちらをきちんと意識して、婚活を頑張りました。
お人柄については結婚相談所間で婚活アドバイザーからお伝えしています
どうしてもお見合い下手・交際下手な男性会員様については、言葉足らずの誤解や、デリカシーのない失言など、ご本人の思いとは異なる不本意な伝わり方をお相手女性にされてしまう場面があります。そんな男性会員様のために、担当婚活アドバイザーから、お人柄などを添えて、接し方についてなどを結婚相談所間でやりとりさせていただいています。この男性会員様の場合は、このような感じでした。
今まで、女性とお付き合い経験がほとんどなく、女性の扱いや、女心が分からないことが多いです。ですが、素直で真面目なタイプなので、その都度(こうしてほしい・こうされたらいやだ)ということを気長に言ってくだされば、本人も理解します。接し方が分かったら、経済的にも安定していますし、幸せに生活していける男性だと思います。
女性との交際に自信がないけど結婚したい!という男性も婚活もサポートします
いかがでしたでしょうか。今回ご成婚された68歳男性会員様も、お相手の60歳女性とご成婚が決まるまでは、なかなか婚活がうまくいかず、お断りされてしまうことも多かったです。
結婚相談所での婚活は、基本の婚活サポートはあれど、私たち婚活アドバイザーが会員様に対してサポートしていることは、人それぞれ違います。その会員様にはどんなサポートが必要なのか、ということも婚活していきながら、ご提案させていただいていますので、結婚相談所で婚活をご検討中の方は、お気軽にカウンセリングへお越しください。