こんにちは、東京・銀座の結婚相談所Bゼルム 婚活アドバイザー松田です。
今日は大変恐縮ながら、私のプライベートなことを書かせていただきます。
死別を経験した私自身のこれまで
私は現在60代半ばですが、夫とは58才の時にすい臓がんで死別いたしました。今年やっと7回忌を迎えました。思えば今日までの6年、亡くなって2年くらいは悲しみに浸っている暇もなく、仕事や夫の会社の整理などもろもろであっというまに過ぎました。
一人になった哀しさや切なさを実感として本当に感じるようになったのは、3回忌を過ぎてからでした。子供も巣立ち、「お帰りなさい」「いってらっしゃい」と声をかけることも無くなり、誰かの為に料理をしたり何かをしてあげるということも全くなくなりました。
と同時に旅行に行きたいとか、美味しいものを食べたいとか、新しいお洋服が欲しいなどの食欲・物欲が全くなくなり、おかげで?10キロ体重が減り、少し喜んでいますが(笑)
趣味もないので、いまだにお休みの日は、引き籠り状態です。ひそかに断舎利をし、終活ノートも作りました。
今までの自分の暮らしは夫がいればこそ、一緒に旅行行きたい、ちょっとおしゃれをしてお食事に行きたいなど、共に過ごすパートナーがいればこその楽しさだったと、失ってから初めて気が付きました。
30年以上連れ添って喧嘩もし、いつか離婚してやるなどと思ったこともありましたが、生きていればこそのぶつかりで、今となっては良い思い出です。
死別を経験されたシニア世代の男女をカウンセリングして感じること
同じように死別を経験されたの方のカウンセリングしているときに、自分の気持ちと重なって一緒になって涙することもいまだにあります。
でも最近、亡くしたことの哀しさは時間が解決してくれるもんなんだと、一年ごとに自分の気持ちの変化に驚くことがあります。
毎年悲しい気分で過ごしていたお盆も、今年は一応の支度をし、娘ともう家にいるかななどと笑って話せるようになりました。
お盆のお供えのお膳。主人の好きな筋子を小さなお茶碗に載せています(笑)
あと残りの時間、自分は何年一人でこんな暮らしをしていくのか?20年?25年?このまま鬱々とした生活をしていてはもったいないと、この2、3年くらいで考えるようになりました。まだ実行には移せていないけれど、もう一度ときめくような人に出会いたいなーと。
10人の女友達よりたった一人の異性とのお付き合いがどんなにと気持ちを豊かにしてくれるかを感じています。
自分と同じ死別の方が、パーティーやお見合いをして頑張っているのを見ると、逆に自分が元気をもらったような気持ちになります。亡くなった夫に申し訳ないとか、婚活なんかしてと人の目を気にしたりじゃなく、自分の為に生きようという気持ちになります。ちなみに私の希望は、未入籍、週末婚です。
シニアの方々は、色々とついてくる相続問題や、家族の理解やお墓のこと、現実的に決めておかなければいけない細かなこともたくさんありますね。
自分たちを取り囲む環境、ライフスタイルによって、相談し合って、何が一番自分たちにとってベストか、色々な形があってそれを選んで行けるのもシニア婚ならではですね。
人生まだまだこれから。終活なんかしてる場合じゃないと。
死別をされてまだまだ哀しさから抜け出せていない方も、時が来れば必ず前向きに考えられるようになります。時間薬です。
未だ、ご主人の話をするだけで涙があふれてしまう方も、思いっきり泣いて泣いて思いを吐き出しにカウンセリングにいらしてください。心から応援しています。
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